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2011年6月12日 (日)

オーディオとデザイン

ステレオサウンドNo.179が届いた。
巻頭エッセイは、『今こそオーディオを、そして音楽を!』
震災、もしくは震災後の音楽やオーディオに対する心境を、深い戸惑いや決心、あるいは宣言のようなかたちで各筆者の方々が書かれている。ひさしぶりにスパッとしがらみを絶ったような切れる印象のエッセイばかりで、こうでなくては、と感じた。

そして、安齋吉三郎氏が亡くなられたとの報が。
中学生の頃から毎号の表紙を書店で観るのが、田舎に住む中学生にとって、おそらくもっとも刺激のあることだった。
ステレオサウンドを自分のこづかいで買えるようになったのは41号からだ。77年冬号ということは高校生1年の冬。表紙はJBL4343をロゴ幅に合わせて真っ正面に捉え、天面から誌面に入るところまで、である。この世界以外に何があろうか、と感じさせる力強さによる肯定性が表現されている。
高校、大学時代にこの表紙を眺めて過ごし、人生の方向性を示唆された。
田中一光氏と安齋吉三郎氏によるステレオサウンド誌表紙デザインに感謝している。

デザインも肯定性を最重要とする行為だと考える。
オーディオとデザインは、中心軸に肯定性を置くことに共通点がある。
それは『ゆるぎのない』強さを持つことになる。
おかげで、僕には一般的な宗教というものは必要ない。

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