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2010年4月22日 (木)

LE8Tのエッジ交換

P1030293まともな音が出ていないことがわかったので、早々に貼り替えてしまうことにした。
エッジを削除し始めると、予想以上にウレタンが劣化していることがわかった。ネットリを通り越してモロモロの状態。

P1030297コーン紙に余計な力が加わらないように、少しずつウレタンと接着剤をはがしていく。
筆でシンナーをしみ込ませ接着剤を柔らかくするのだが、なるべく少量にとどめる。特にコーン紙の裏側へはシンナーを付けたくない。表側のランサプラスが剥脱してしまっては元も子もない。
コーン紙裏の接着剤を残してしまうと、その分実効質量が重くなり、いろいろと微小な影響が出るかもしれないが気にしない。

P1030300コーン紙裏を作業する際には、コーンと同じ直径に切り出した5mmのスチレンボードを下にあてがう。そうすれば、少しだけコーンが上=マグネット側に押さえつけられることになり、ウレタンを剥がそうとして少々の力をかけてもコーン紙が大きく歪んだりはしない。
ユニットを伏せた状態ではコーンは3〜4mm浮いていて、ダンパーだけで支えられているので、この治具がなければ裏側作業は無理である。

P1030303ヒノオーディオのエッジ補修剤SEJ-1/8Tは、プレス処理だけの状態なので内周と外周をロール部分と同心円になるように自分でカットしなければならない。
一応センターに凹があるので、そこにコンパスカッターの針を刺してカットできた。
素材が柔らかく、厳密に観察するとロールの幅も均一ではない。コンパスカッターをあててみる前までは、この作業が難関のひとつではないかと予想していた。だが、実際は案ずるより〜で、簡単に、ほぼ正確にカットすることができた。
この切り出した状態が同心円になっていないと、コーンAssy、つまりボイスコイルの可動域センターが出ないので、貼り付けの時にたいへん苦労することになるのだ。
コーンの水平位置もさることながら、少しでも角度が傾くと、コーンを動かした途端にギャップ内に擦れてしまうのだ。

P1030314表には長年のうちに付いてしまったシミがある。

エッジとコーン紙裏との隙間に筆で接着剤を塗る作業も非常にやりにくかった。
塗布のしやすさは接着剤の粘度にかかっている。
ヒノオーディオの丸山さんによると『今回のロットはちょっと固めなんで・・』というDBボンド。
シンナーで柔らかめにしながら少量ずつ塗っていった。
もしかしたら塗布量が十分でない部分もあったかもしれないが、これもまた重要だけど気にしないことにする。
もし、浮いているのを見つけたら、また接着剤を塗ればいいだけだ。
塗りすぎでボンドが表にまわり、白いランサプラスに付いて見かけがこれ以上汚くなることだけは避けたい。

○ロール部分がつぶれたようにならずにしっかりふくれあがるようにする
○スピーカーパッドとロールの隙間を十分確保する
といったオリジナルの仕上がり状態の形状再現という目標は、なんとか達成できた。
真っ黒のエッジとなったLE8Tは、想像していたほど悪くない。

今、小音量で慣らし再生中だが、貼り替え前に比べて鮮明、繊細になったように感じる。
低音は少し押さえつけられたような、まだ控えめな出方だ。
エッジが少し柔らかくなっていけば、下は伸びるようになっていくかも。
自分で手をかけて作業をしたがゆえの、
思い込みいっぱいの自己評価が、今後ずっと続くのである。

いや、ほんとに悪くないと思う。
小音量ならD130よりLE8Tである。


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